つづき

2002年7月27日
 
そして、今回のメールだった。
電話を何度しても、メールを送っても
ずっと無視されていたから、
答えはわかっていた、といえばわかっていた。
私の脳みその中で出していた答えは
年下くんが出した答えとイコールだった。
 
でも、私の感情が出した答えとは
違っていた。だから、すごくショックだった。
 
あのメールをもらった日、私は恐ろしく忙しく
仕事に励んでいた。夜の11時まで仕事をやるつもりだった。
あと一仕事やって、帰宅しようと思っていた時
ふと間が刺した。
携帯メール確認!っと・・・
1件メールが着信していた。 
開けてみた。
年下くんからだった。
ためらいもせず、中身を見た。
 
 
・・・
 
 
身体がいてもたってもいられなかった。
鼻が痛くなった。涙が今にも出そうだった。
トイレに走った。
でも、泣けなかった。
あのメールは、私が勘違いして読み間違えたものかもしれない。
そう思ったから。
 
でも、もう一回読み直してみても
書いてある文章に間違いはない。
 
仕事なんか、もうできなかった。
 
パソコンを強制終了し
帰宅した。
新御堂の車道に向かって、ふらふらっと歩いてしまった。
「こんなことしたら、傷心自殺やん」
立ち止まった。
 
帰りの電車のことや、何を考えて家のドアを開けたのか
まったく覚えていない。
 
前日、「やっぱ、白黒はっきりさせよと思っている」
と相談していた友達(♂)に電話した。
 
「報告しとかなあかんことがあるねん」
 
「なにー?暗い声してー」
 
「あー、もーあかんかってーん。(T_T)(T_T)」

「白黒ハッキリさせてもらえたん?」

「うん、メールで」
 
「それは、ひどいぞ。メールなんて、1番やったらあかんことや」
 
「そやろー。ひどいやろー。なんで会ってくれへんのー!」

「でも、そんなひどいヤツのこと、ずっと好きにならんで、よかったやん」
 
「でもな、でもな、ひどいヤツやねん。ひどいねん。
ひどいねんけど、好きやねん。好きやから、キライになられへん!」
 
「そやな。そやな。そやな・・・」
 
 
30分話した。
 
というより、30分間、
泣いていた私に付き合って電話を切らずにいてくれた。
 
「そーゆーこと!報告でした。んじゃ!」
って言っても、
「イヤイヤ、自分で勝手に決めてるだけやん」
と言って、なかなか電話を切らせてくれなかった。
私は、むちゃくちゃ泣きたかった。
でも、電話越しにその男友達に対して
ずっと泣くわけにはいかなかった。申し訳なかった。
だから、一人にさせてほしかった。
一人になったら、大きな声で、思いっきり泣こうと思っていたから。
 
でも一人にはさせてくれなかった。
ずっと「そんな自分で無理矢理解決させようと思うなよ」
そう言って、電話を切らせなかった。
 
でも、どれだけ話を聞いてもらっても
いっぱいしゃべっても、思い出すのは
年下くんの大嫌いな部分と、だからこそ好きな所。
 
だからこそ、なんで会ってくれなかったのか。
なんで、電話にも出てくれなかったのか。
最後ぐらい、メールじゃなくて、直接会って言ってほしかった。

何度も言うようだけど
私達は彼氏彼女の関係ではない。
あくまでも、私の密かな片思い。
 
だから、絶対会ってくれ、とは言えない。
でも、私の本気な気持ちは、伝えていた。
半端な気持ちじゃないこと、伝えていた。
だったら、その私の気持ち汲んで、返事してほしかった。
自分の都合のイイように、メールで返事するなんて
卑怯なことしてほしくなかった。
 
「時間はかかるよ。オレもまだ兄貴が死んだこと
1番ショックだったし、立ち直っていない」
 
男友達はそう言ってくれた。
そうだよね。早くなんとかしなきゃ、って思わないでいいんだよね。
すごく時間がかかるかもしれない。
すごく辛い時間が多くなるかもしれない。
でも、ずっと引きずっていることもあるんだ。
ってことわかった。
 
その男友達と電話を切った後
泣いた。
男友達と電話しながら、ずっと泣いていたのに
もっと泣きたかった。

だから、泣いた。
 
何度も、メールを読んだ。
そらで言えるくらいメールの本文は
全部私の頭とココロにしっかり入っていった。
 
どうがんばっても、私の気持ちは治まらなかった。
 
どうしようもできなくて
「このメールで最後にさせてください」
と言われたにもかかわらず、
「彼女がいるから会えない」
と言われたにも関わらず、
メールを返信した。

+++
ありがと。絶対に欲しくなかった返事だけど
やっともらえた答えだった。だららお礼を言
います。ありがと。でも○○くんは、卑怯だよ。
最後まで卑怯なヒトだよ。ヒトを振る時も
メールなんていう一方通行のやり方使うし
すごく卑怯。私だってもっと言いたいことある
のに、文句だって山ほどあるのに、何も言わせ
てくれないやん。
忘れたくっても、こんなんだったら、
なかなか忘れられないこと、わかるよね。
・・・とりとめもないこと言ってごめん。
でも、○○くんが本当に卑怯なひとでないなら
最後に会ってください。私が○○くんにする
最後のお願いにさせてください。お願いします。
+++

こんなことしたって、会ってもらえないって
脳みその中ではわかっているのに、
私の感情が「もしかしたら会ってくれるかもよ」
と思っているみたい。
送った後、何度も着信がきていないか、確認した。
来るはずがなかった。
でも何度も携帯の画面を確認した。
 
余計に虚しくなった。
 

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